本当にポッキリなら安いね。でも、行かないけど [旅行]
定額給付金が支給されるのを受けて、
JTBが給付金と同額の2泊3日の中国ツアーを企画したそうです。
中国といっても、ゼンジー北京さんの出身地広島県のある中国地方ではなく、
中華人民共和国の方です。
もっとも、普通“中国”といった場合、
中国地方を思い浮かべる人も少ないかと思いますが……。
でも定額給付金の支給っていう表現は、
厳密にはおかしいんですよね。だって、定額給付金の財源は税金です。
天からお金が降ってきてそれを受け渡すわけではありませんし、
予算が余ったから還付するわけでもありません。
わざわざ補正予算を組んでいるわけです。
オマケに、総額2兆円の給付金を渡しておきながら、
どうせ数年後には倍以上の大増税が控えているわけです。
つまり、2兆円を国民に国が強制的に貸し付けるようなものです。
だって、増税という形で返済をさせるようなものですからね。
仮に2年後に5兆円を増税するとすると、
年利150%以上の暴利ですよ。
利息制限法や出資法の上限金利を大きく上回っています。
どうです。こうやって考えると、“アメ”を貰っても受ける“ムチ”の方が大きすぎるでしょ。
定額給付金の話しはこれくらいにしておきましょう。
ともかく、中国ツアーです。ツアーを企画したのは、JTB西日本です。
なので、出発は関西空港になります。
そのツアーは、上海コースと大連コースの2つあるそうです。
定員は、上海が80人。大連が40人の合計120人ですけど、
この募集定員に対して、約66倍の7963人が応募したそうです。
春休み中の子連れ家族に限るという条件がついているにもかかわらずですよ。
やっぱり安いからなんでしょうね。
確かにこの格安ツアーは、安いとはいっても通常価格は7万円の内容ですって。
上海コースは、80人に対して6304人と80倍近い倍率です。
こう言ってはなんですけれど、大連よりは面白いのかなぁと思います。
それに、大連4月じゃ寒いっしょ。
ところでこういうツアーにありがちなのは、
ツアー代金は安いんだけれど諸税が別途徴収されることですよね。
ただ燃油サーチャージだけは、
含んだ値段になっているケースが多くなってますけどその他に費用は大抵別です。
成田空港発を例に取ると、
施設使用料。航空特別保険料。現地出国税と燃油サーチャージが徴収されます。
燃油代は、含んでいるとしても最低余分に4~5000円はかかります。
HISが少し前に燃油サーチャージは、
徴収しませんなんて恩着せがましいCMをやっていましたよね。
4月1日発券分から各社大幅に燃油代を引き下げます。
韓国なら片道200円。中国・香港・台湾でも500円。
アメリカやヨーロッパは、3500円と若干高めです。
でも、近距離アジアへのツアーだと値引き額は400円から1000円です。
どうせ航空券の発券は、値下げ後だろうし
この程度の値下げでエラそうにするなって言うんですよ。
それに諸税は、しっかり取るわけだし、
ツアーにつきものの免税店やお土産物屋からのキックバックの方が大きいわけですよ。
あたしだったら、燃油代も払います。
諸税も払うから、これらの店に行かず空港からホテルまで往復直行してくれなんて思います。
もっとも、あたし、海外旅行にツアーで行く気なんて全くありません。
だって国内旅行のツアーと違って、
航空券とホテルだけという完全フリーツアーなんてないし、
あったとしても高くてツアーのメリットがありません。
だったら、飛行機とホテルを別々に手配した方が絶対良いと思います。
といったところで、今日は終わり。また、あした。
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