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定期でやって、バレルとエライ金額になるよね [トホホ]

仙谷国家戦略担当相は今日午前の衆院内閣委員会で、

各省の事務次官ポストを廃止し、

代わりに“事務系副大臣”の創設を検討する考えを明らかにしたそうです。

つまり、脱官僚の総仕上げをしようという考えなんでしょう。

 

でも副大臣って、昔の政務次官でしょ。

ハッキリっていてもいなくても同じだし、

次官時代とは違って省によっては2人も3人もいるでしょ。

さらに、政務官なるポストまであるわけですから、

三下議員の泊付けポストばかりつくったところで仕方がないと思いますよ。

 

かりに事務方のトップを官僚から政治家に移したところで、

業務が上手く回るとは思えません。

実務に精通してないトーシロがいらん手間を増やすだけじゃないですか?

皮肉でもイヤミでもなく、日本の官僚は、センセイ方よりもず~っとお利口さんですからね。

だって閣僚の答弁書は、官僚が作っているんでしょ。未だに。

小泉元総理だって、政権末期の頃は、原稿を読んでいましたよね。 

それに官僚を上手に操縦できたのは、角さんくらいじゃないですか?

 

ところで、JR西日本は、

滋賀県内の無人駅で運賃をごまかす不正乗車が後を絶たないことから、県警とタッグを組み、

不正を発見次第、100円単位の被害額でも刑事告訴する取り組みを始めたそうです。

まぁ100円単位のキセル犯を検察官が起訴をするかどうかは別ですが、

“不正乗車は許さん!”という事を強調したいんでしょう。

 

最近はあまり聞きませんが、

定期でキセルを何年か続けていてとっ捕まる輩が時々いますよねぇ。

何百万も請求をされちゃってねぇ。罰が当たってヤンのと思ってしまいます。

 

キセルは、鉄道営業法違反の罪に当たります。

法定刑は、2万円以下の罰金または科料ですが、

JR西日本を始めとする鉄道各社は、旅客営業規則に基づいて、

不正を発見次第、正規運賃の3倍を徴収します。

 

定期で長期間やらかしていたキセルが見つかった場合、

罰金よりもこの正規運賃の3倍の方がはるかに高額になりますよね。

もちろんこうしたケースでは、

新聞沙汰になるのでほぼ100%会社にバレます。そして待っているのは、解雇です。

さらに通勤手当を誤魔化してポッポしていたなら、その差額だって会社から請求されるでしょうね。

 

こうした例は、

本当に極端な例ですがキセル乗車というのは、

ほんの軽い気持ちでやるとその見返りは大きいんですよね。

 

話しをJR西に戻しますが、滋賀県警によると、

夜間に無人となるJRの駅(約25か所)の降車客が乗車駅から1駅分程度の切符を買い、

降車駅で乗り越し料金を支払わずに素通りする事案が多発しているんですって。

 

ただこうした不正乗車は、キセルとは言えないんですね。

だってキセル乗車のキセルは、喫煙具の煙管からきているんですよ。 

煙管というのは、吸い口とたばこを詰める部分が金属で、

その間が木など出来ているのんですね。

この構造から、中抜け不正乗車をキセルと呼ぶそうです。

 

ちょっと話しが脱線してしまいましたが、 

JR西は旅客営業規則に基づき、正規運賃の3倍の割り増し料金を求めるなど厳しく対処したり、

時折、無人駅で駅員が乗車券を“抜き打ち”チェックする“特別改札”を行ったり、

駅構内に不正防止を呼びかけるポスターを張ったりして注意を呼びかけているそうです。

でも特改をするよりも、検札をした方が効果的じゃないですかねぇ。

だって検札をしちゃえば、逃げ場がありませんから、正規運賃を払うしかありません。

 

ただJR西によるとこうした対策を取っているにもかかわらず、

“不正乗車が減った気配はなく、イタチごっこが続いている”とのことです。

不正の疑いのある乗降客を見極めるのは困難で、

乗降客が少ない駅では、コスト面で駅員を終電まで配置できておらず、

不正乗車が野放しになっているのが現状だからなんですって。

 

とはいえある種、見せしめ(生け贄?)に100円単位のキセル犯を捕まえることで、

JRは、不正乗車に対して厳正に対処をしているんだぞというところを見せているんでしょう。

でも捕まった方は、捕まった方で、

駐禁やねずみ取りと一緒で“運が悪かった”や“オレだけじゃない”という程度の認識なんでしょう。

 

といったところで、今日は終わり。また、あした。


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