もしかして、テストですかぁ? [アチャ~]
日本振興銀行が、
東京地裁に対し民事再生法の適用を申請したそうです。
要するに、JAL同様多額の債務超過に陥ったため潰れたんですよ。
だからそれに先立ち、
金融庁に対し破綻処理の申請も行いました。
これを受け金融庁は、同行に対し、
今日10日から12日まですべての業務停止を命じる行政処分を出しました。
金融庁と預金保険機構は、
預金の払い戻し保証額を元本1000万円とその利子までとする“ぺイオフ”を発動する方針で、
発動されれば昭和46年の制度創設以来初めてのことです。
まっペイオフが解禁されて以来、始めて金融機関が破綻したので当然ですね。
振興銀行では、週明け13日から預金の払い戻しに応じるそうです。
そしてペイオフの対象になる預金者は、
全体の5%程度らしいんですね。
ただ、限度額未満の預金者だって簡単には引き出せないそうです。
たしかとりあえずの一時金として60万円までしか下ろせないはずだからです。
ただし、金融庁と預金保険機構が責任を持って預金額の保証はしてくれるので、
1000万円以下の大半の預金者は大丈夫です。
確実に預けたお金は、帰ってきます。
ただ、借金がある場合どうなるんですかねぇ?
債務と預金を相殺させられる可能性もありそうですけど、
初めてのケースだし原則通りの運用をやると思います。
ifの話しですが、
振興銀行が長信銀や都市銀行だったとしたら金融庁は、
破綻処理の申請があっても認めたでしょうか?
おそらく答えは、否でしょう。
ぶっちゃけ、地銀でも公的資金注入で一時国有化させても、
破綻処理はさせないでしょ。
ペイオフ解禁前ですけど、北海道拓殖銀行が潰れたでしょ。
北拓は、下位行だったとはいえ都市銀行です。
結構大変だったでしょ。あそこが潰れた時。
地銀の足利銀行が潰れた時だってやばかったんですから。
だから、財務省・金融庁は、
地方銀行以上はぜ~ったいに潰しません。
瀕死の重体に陥っても薬(公的資金)を与えてなんとかしちゃいます。
第二地銀以下は、
今後経営危機に陥った場合振興銀みたいに潰しちゃうかもしれませんね。
もっとも今回の振興銀の今後次第ですけどね。
ちなみにあたしの中で銀行のカテゴリーに入る金融機関は、
都市銀行と地方銀行だけです。
第二地銀や信金信組は、金融機関ではあっても銀行とは別物と思っています。
第二地銀なんって昔の相互銀行でしょ。
相銀は、銀行法上の“銀行”じゃなかったわけですからね。
そもそも相互銀行を管轄していた法律は、相互銀行法という銀行法とは別の法律でした。
だから旧相互銀行は、
普通銀行に転換した今でも第二地方銀行と従来の地銀などとは区別されています。
まっ第二地銀のわかしお銀行は、
都市銀行の三井住友銀行と合併をし都市銀行へと転換したケースもありますけどね。
この場合本来であれば、
住友が平和相銀を吸収合併(乗っ取り?)したみたいに大が小を吸収します。
ただ三井住友銀行の帳簿上の赤字清算を目的に、
わかしおが三井住友を吸収するという逆さ合併となりました。
この合併の時明治45年設立の“住友銀行”という法人は、
世の中から消滅しました。
だから三井住友銀行の法人登記簿上の会社名(本名)は、
株式会社わかしお銀行というんですよ。
日本の三大メガバンクで、
旧財閥名が登記簿上の社名になっているのは、
三菱東京UFJ銀行(三菱銀行)だけです。
コーポレートカラーも東京三菱銀行時代も含めて、三菱の赤のままですよね。
みずほ銀行は、
富士銀行(安田財閥)ではなく勧業銀行が登記簿上の社名なんですね。
といったところで、今日は終わり。また、あした。
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