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処分するには惜しい量です [ニュース]

大阪府警が摘発した象牙の処分を巡り、経済産業省が頭を悩ませているそうです。

いつ摘発した事件かは書いてなかったのですが、

何でも象牙の密輸事件を摘発したは良いもののその押収量が過去最多のおよそ3トン。

象さん100頭分の象牙なんですって。

 

そもそも象牙は、ワシントン条約で商取引が禁止されているので、

こうした密輸品は、同条約に基づいて焼却処分にされることが多いそうなんです。

でもねぇ。さすがに3トンもの象牙を灰にしちゃうのももったいないですよね。

確かに、条約上は、研究用として学術研究機関に提供するか、

原産国が特定できれば返却するという焼却処分以外の処理方法もあるんです。

でも、原産国の特定が難しいこともあって灰にしてしまう場合が多いそうです。

 

この処理を巡ってやはり経産省内からも

“この大量の象牙を灰にするのはもったいない”との声が上がったそうです。

なので、同省は近く、ジュネーブの同条約事務局と異例の協議を行う方針を決めたそうです。

ただし、“象牙の処理については国際的な批判を招かないよう、

慎重に検討を進める必要がある”とのコメントも出しました。

 

象さん100頭分の象牙なんですが、摘発したのは大阪府警ですが、

押収は大阪税関が行ったので判決が確定するまでは税関施設に保管しているそうです。

裁判が終わり、判決が確定すると、経産省が検察庁から引き取るそうです。

でもおそらく、ブツそのものは処分の方法が決まるまでは、税関の倉庫にしまってありそうですね。

 

しかし押収した密輸象牙なので、民間へ払い下げるのも難しいですよねぇ。

だって、犯罪の証拠ですから。

かといって、研究期間へ提供するにしても量が多すぎちゃいますよね。だって、3トンですよ。

そりゃ提供することが決定した場合、

1つの機関だけではなくて複数の研究機関へ提供するんでしょうけど。

そうなると残った象牙は、処分?あ~、やっぱりもったいない。

 

印鑑にしろ。ピアノの鍵盤にしろ。三味線のバチにしろ象牙が一番良いんですよね。

だからできるものならば、研究機関へ提供した残りを、

そういった製品へと生まれ変わらせたいですよねぇ。だって、貴重な象牙ですもん。

とにもかくにも、ワシントン条約の事務局がどういった判断を下すか気になるところですね。

 

といったところで、今日は終わり。また、あした。


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