スゴイねぇ [ニュース]
かつてビルマと呼ばれていた国、
ミャンマーでお坊さん達主導による大規模な反政府デモがここのところ行われています。
デモが行われているのは、ミャンマー最大の都市ヤンゴンです。
そうそう、あたし前に書いたと思いますが、ミャンマーの首都はヤンゴンではありません。
ネビドというのが今の首都です。
元々このデモは、燃料の公定価格引き上げに端を発したものなんですが、
6日連続で行われているうちに、沿道の市民らも積極的に合流し、
反軍政を唱える姿が目立ち始めているそうです。昨日のデモでは、2万人が参加したそうです。
このデモでミャンマー政府が最も懸念したことは、僧侶と市民の合流なんですね。
でもそれが、昨日のデモで現実のものとなりつつあるそうです。
さらに、ミャンマー国内のデモはヤンゴンだけではなく、
同国第2の都市マンダレーという所でも22日に行われたそうです。
政府としては、もうこれ以上デモが起こらないようにしたいわけなんですが、
下手に強硬手段に及んだ場合その反発はもう手に負えなくなってしまう可能性が大きいそうです。
このデモが民衆だけならかなり早い時期に鎮圧をはかったんでしょうけど、
お坊さん達が始めたデモなので事は簡単に行かないんですね。
ミャンマーという国は、仏教国です。そして、僧侶の地位が日本と比べるともの凄く高く、
尊敬を受けているそうです。
それ故に、下手に手出しをしようものなら民衆の反発を喰らうこと間違いなしです。
ちなみに日本も(基本的に)仏教国ですが、日本の僧侶はそれほど地位が高いとは思えません。
どちらかといえば、○○○○に走っている坊さんが多いような気がします。
話しを、ミャンマーのデモに戻しますね。
今後デモや民主化運動がどうなるかは、全仏教僧の指導的立場にある高僧の対応次第のようです。
もし、高僧が反政府の立場を打ち出し、民主化するように働きかけた場合、
ミャンマーの軍事政権は苦しい立場に追い込まれるんじゃないですかね。
そして、もしも軍政が倒れたとすると、国の名前も昔の名前に戻るんですかね?
ほら、ソ連崩壊でレニングラードがサンクトペテルブルクへと戻ったみたいに、
国名のミャンマーがビルマへ。首都もヤンゴンへと戻るんですかね。
そして、軍事政府によって自宅軟禁中の
アウン・サン・スー・チーさんも軟禁を解かれるでしょう。
今後、ミャンマーがどうなるかちょっと注目ですね。
といったところで、今日は終わり。また、あした。
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