絶滅危惧種。ブラウン管 [機械もの]
ブラウン管テレビが絶滅危惧種に指定されたそうです。
ただし、アタシが勝手に指定したんですけどね……。
絶滅危惧種というのは冗談ですけど、実際問題として国内の家電メーカーは
ブラウン管テレビの国内向け販売から手を引きつつあるそうです。
事実、街の電器屋さんにしろ、ビックカメラなどの家電量販店にしろ、
店頭で見かけるテレビというテレビは、薄型の液晶かプラズマですよねぇ。
パソコン用のモニタも液晶ばっかりです。
このブログでも書きましたけど、
しばらく前にアタシのPCのモニタが壊れてしまったので買い換えをしたんですよ。
先代のモニタは、ブラウン管でしたけど、今のは液晶モニタです。
それに、今ブラウン管モニタを家電量販店で探すのって難しいんじゃないですかね?
テレビは、14インチのような小さなテレビなら売っていますけど、
大きめのサイズだとやっぱり探すのは難しいですよねぇ。
その小型テレビだって、液晶タイプのモノが大分増えてきましたよね。
電子情報技術産業協会(JEITA)によると、今年9月のブラウン管テレビの出荷台数は
前年同月比71・9%減の3万8000台で、月間として過去最低記録を更新してしまい、
ブラウン管テレビと液晶テレビを含む薄型テレビの年間生産ベースでは、
一昨年05年の時点で逆転しまったそうです。
このままの減少ペースで進むと、
2010年には出荷台数がゼロになってしまうそうです。
ただ、ソニーは国内向け販売を既に終了し海外向けにしか販売をしていませんし、
三菱電機では国内外全ての販売を終了しているので、
もしかしたら予想より速いペースで出荷台数ゼロになってしまうかもしれません。
それで、国内から姿を消しつつあるブラウン管テレビですけど、
海外ではまだまだ健在です。
ちなみに、去年1年間のブラウン管テレビの世界出荷台数は、
薄型テレビの4683万台に対し、約2・5倍約1億1900万台です。
でも海外市場でも、ブラウン管テレビ市場は安泰というわけではありません。
JEITAは、世界の出荷台数は11年に04年の半分の6820万台に減ると予測しています。
北京オリンピック開催を来年に控え、さらにその2年後に上海で万博も開催される中国では、
テレビ市場全体で年平均6.9%の割合で伸びるだろうと予測をされていますが、
ブラウン管テレビの市場は、今後6.7%の割合で減少すると見ているそうです。
つまり、テレビ市場そのものは大きくなっても、
ブラウン管テレビ市場は成長率とほぼ同じ割合で減少するんですよ。
だからやっぱり、ブラウン管テレビを絶滅危惧種に指定しようじゃありませんか。
そういえば、報道STATIONの前番組ニュースステーションでは、
あるモノを取り上げて絶滅危惧種なんていう特集をやっていましたよね。
といったところで、今日は終わり。また、あした。
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