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誰が、なんのために [ニュース]

今日は、建国記念の日で祝日でしたね。

3連休だったという方もおられるかと思いますが、

お隣韓国や台湾なども旧正月(春節)で連休だったそうです。

 

その連休最終日にあたる昨日10日夜、

韓国の国宝第1号ソウル市の崇礼門が不審火で全焼、崩壊してしまったそうです。

あたしら日本人には、南大門という名前の方がわかり良いと思います。

 

ソウルの南大門は、今から600年以上前の朝鮮王朝時代の1398年に

都の城門として建てられて以来、

数々の戦火をも耐え抜いてソウルを見守り続けていたそうです。

この南大門の消失は、ソウル市民はもとより韓国の国民に強い衝撃を与えたそうです。

 

消防当局もポンプ車、はしご車など32台を出動させて消火に当たり、

一時はほぼ鎮火したみたいだったんですね。

でも、実際には完全鎮火には至っておず、屋根に残っていた火が楼閣に燃え広がり、

門全体が炎と白煙に包まれ午前1時過ぎには、屋根の一部が崩壊。

その1時間後の午前2時には、楼閣部分も崩れ落ちてしまったそうです。

 

この南大門、2006年春に門の下の通路が一般に開放されたそうです。

でも楼閣部分は、一般開放せず立入禁止だったそうです。

ただ、夜8時以降は無人警備システムがあるだけで、

無断立ち入りをチェックする体制は取られていなかったそうです。

 

つまり、その気になれば入り込むことは可能だったわけです。

もちろん、システムが不審者を認識すれば警察なり警備員が飛んでくるんでしょうけど、

それまでに立ち去られてしまえば手も足も出せないわけです。

たとえ警察に捕まったとしても、

軽犯罪法で罰金2万W(約2000円)をとられておしまいなんですって。

もしコレが日本だったら、住居不法侵入罪に該当しますから

3年以下の懲役または50万円以下の罰金を科せられます。

 

ちなみに火災によって焼失してしまった南大門ですけど、

2~3年という時間と費用はかかりますが復元は出来るそうです。

ただ、復元が出来たとしてもそれはあくまでもレプリカです。

つまり、貴重な国宝を失ったという事実は消えませんし、

財産被害額だけでは計れない有形・無形の膨大な被害というのも残ります。

 

不審火による国宝の消失って金閣寺がそうですよね。

金閣は、三島由紀夫の小説にも書かれましたけど、坊さんが火を放ったんですよね。

その後、再建され現在に至るわけですけど、

あたし個人としてはやっぱり足利義満が建てた当時の金閣を見てみたかったですね。

銀閣は、足利義政が建てた当時の姿で残っていますけど。

 

ソウルというか韓国の象徴的存在だった南大門の今回の消失って、

金閣が消失したときに日本人が受けた衝撃以上のものだったでしょうね。

あたしも今年、韓国へ行きたいなって思っていたので南大門の消失はショックですね。

 

そうそう夕方のニュースでやっていたのですけど、

南大門の火災現場を調べていた消防がライター2個を見つけたそうです。

また、はしごも現場から発見されていますし、50歳代くらいの男が楼閣に登り、

立ち去った後に出火したとの目撃情報もあるので放火だったんでしょう。

でも放火だったとし、なんのために南大門に火を放ったんですかね?

 

といったところで、今日は終わり。また、あした。

 

~2/12追記~

韓国の警察当局は、11日夜放火容疑で69歳の男を逮捕し、

男も放火した事実を認めたそうです。


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