最初から道路公団扱いにしときゃよかったのにねぇ～

最近、トマトジュースやトマトそのものが品薄らしいですね。

なんでも、“トマト、メタボ予防に効果”なんていうのをテレビなどでやったもんですから、

いつかのココア騒動などの時と同じ現象が起きているんですって。

ただ、この効果を発見した京大農学部の教授によると、

“脂肪をドーッと燃やしてくれるものではない”や

“スリムになることを期待してもらっては困る”と

ちゃんと会見では念を押していたらしいんですけどお得意の情報操作によって

“トマト ＝ メタボに効果あり”という部分だけが強調されて広まったそうです。

そんでトマトジュースって食塩無添加のものならアレですけど、

昔からあるタイプのトマトジュースって塩が入っているでしょ。

それも結構な量が入っているんですって。

小さい缶（１９０ｇ）だと、なんと２ｇちょっと入っているんですって。

ＷＨＯが提唱する塩分摂取量の目安は、

１日５～６ｇなんですけどトマトジュース１本でそれの約半分に達しちゃうんですね。

日本人なら味噌汁も飲むし、

カレーライスやカツ丼を食べれば大体それだけで１日の摂取量に達しちゃうんですって。

だからトマトジュースがメタボ予防にメッチャ効果があったとしても、

塩分の取りすぎで高血圧になったら元も子もありませんよね。

本当に身体のことを考えるのなら、

食塩無添加のトマトジュースを飲むことでしょうね。

それと、適度な運動ですよ。

まぁ、それが出来ないからトマトジュースを飲むんでしょうけどね……。

ところで、瀬戸大橋など本州と四国を結ぶ連絡橋の通行料金を

１４年度から東日本、中日本、西日本の高速道路３社と共通の水準（全国水準）にまで

引き下げる方針を大阪府や岡山県など沿線１０府県市に対して国交省が表明したそうです。

ただ３本の本四連絡橋の通行料金が高いのは、

莫大な建設費償還の為なので原資もないのに引き下げることは出来ませんよね。

まぁどこかの国の政府与党みたいに、

無計画に高速無料化やバラマキ政策をしたりしません。

そこまで、この国の官僚はアホじゃありません。

本四連絡橋値下げの原資は、

ズバリ高速道路３社の路線収入を本四高速の債務返済にも回せるように

料金収入を一元管理する全国プール制に移行することや、

２０５０年までとしている債務償還期間を延長することなんですって。

まぁ無計画な高速無料化と似たようなもんですけど、

それでも国交省は、

ちゃんと金を先に用意してから値下げをしようとしている点が違いますね。

早い話が、道路公団時代にやった東名など儲かっている高速の通行料金で、

赤字路線の穴埋めや建設費償還をしようとしているだけです。

ただ日本道路公団は、

首都高速などと一緒で民間会社ということになっています。

まぁ半官半民というよりも、国交省の息のかかった会社というのが正しい表現ですけどね。

とはいえ、表看板は、民間です。

だから、債務返済計画が狂う高速３社が難色を示す可能性も高いみたいなので、

この国交省の目論見がすんなり通るかどうかは不透明なんですって。

でもさ、本四連絡橋の管轄を端っから日本道路公団にしておけば、

そのまますんなり西日本高速の管轄に引き継がれたわけだし、

大赤字の瀬戸大橋などを含めた建設費の償還計画を立てられたのにって思います。

それを今さら、

関係自治体が懐が寂しいから本四高速の債務返済などに充てる出資金を出すのは

そろそろやめにして貰えないかって言ってた上に、

プール制に移行したらどうかなんて言うのの尻馬に乗っかるのもどうかと思いますけどね。

そういやぁ、

本州と九州を結ぶ関門橋と関門トンネルって道路公団の管轄だったでしょ。

なので道路公団民営化の時に、そのまま西日本高速が引き継いだんですよね。

だから本四連絡橋も道路公団扱いにしときゃよかったんですよね。

といったところで、今日は終わり。また、あした。