かつてのドームみたい。

オリンピック見てますか？

ロンドンで見てるよ！っていう人もいるでしょうけど、

大半の人がテレビで見てると思います。

かつて夏季五輪開催となれば、

とにかく現地には行けなくともせめて大画面テレビでとばかりに

家電量販店ではテレビの買い換え特需が起きていましたよね。

でもことしは、それがないんですって。

なんでだろと思ったら、

地デジ化に伴ってテレビを買い換えた人が多かったでしょ。

だから買ってからせいぜい２～３年じゃ、

２台目・３台目用の中小型テレビならまだしも大型テレビの買い換えはねぇ……。

６年後の冬季五輪の時か、

もしかしたら東京で行われるかもしれない２０年夏季五輪辺りなら

初期の地デジ対応テレビの買い換え需要があるかもしれませんね。

まぁそんなわけで、今年は、

五輪特需が家電業界にはないみたいです……。

テレビでオリンピックを見ている人は、

バカに客席がガラ～んとしているなって思うんじゃないですか？

観戦チケット自体は、ほぼ完売状態なんですって。

にもかかわらず、

観客席がガラ～んとしている競技も多いその訳は、

スポンサーや大会関係者用に確保された席が大量にあるからです！

つまり招待券をバラ撒いたはいいけど、肝心の人が来てくれないからなんですって。

ほらかつての東京ドームの巨人戦もシーズンシートが売れた分は、

実際に来ようが来まいが来たものとしてカウントして満員御礼としていたでしょ。

２階席がガラ～んとしていても、

シーズンシートが売れているから“満員御礼”でした。

それとはちょっと違いますけど、

一般枠を少なくしすぎた弊害で観客席に閑古鳥が泣いちゃっているわけです。

でもさすがにマズイと思ったイギリス政府が、

オリンピックの組織委員会に調査を指示したんですって。

とりあえず今後は使わない座席の返還を求めるほか、

イギリス軍の兵士や地元の子供たちを招待するなどして空席を埋める方針なんですって。

最初から関係者用のチケットの枠を減らしておけば、

こんなみっともない状態にはならなかったんじゃないですかねぇ？

まぁ、商業オリンピックの典型的な悪弊ですね。

といったところで、今日は終わり。また、あした。