なぜ、隠す？

また、航空会社で不祥事です。
今回は、日本航空ではありません。さすがに、もうでないですよね？ＪＡＬさん。
ＳＮＡ スカイネットアジア航空でした。
でもやらかしたことは、同じようなことですが……。

不祥事の内容なんですが、
機体ドア下にある緊急脱出用スライドの一つが作動しない状態になっていた航空機１機を
去年１０月２９日から１１月７日までの１０日間、３路線で計６０回運航していたそうです。
具体的には、
同社が運行しているボーイング７３７―４００型の４か所に設けられているスライドのうち、
後部左ドアのスライドが、誤作動を防ぐ安全ピンが付いたままで作動しない状態になっていました。
また、それを国土交通省への報告をも怠っていたというものです。

起こってしまったことはもう仕方ありませんが、
その内容を国交省へ報告しなかったということがいただけませんね。
だって、どっちにしろ何らかの処分が下されるのでしょうが、
正直に報告をしていれば厳重注意処分あたりで済んだと思います。

でも、１年以上も報告を怠っていたとなるとね、その程度では済まないでしょう。
新聞記事によると、国交省航空局は、業務改善命令を下すような感じですが、
あまりにも悪質であったと判断されたら、
やっぱり一定期間の業務停止というようなことにもなりかねないでしょうね。

同時に、日本航空がそうであったように、客離れも進んでしまうでしょうね。
これから、年末年始の帰省客が利用するであろうにもかかわらず、
同社と同じ路線を飛ぶ、ＪＡＬとＡＮＡは、満席でも、ＳＮＡは、空席ありなんて事もあり得ますね。
それでも、ガラガラっていうことはないと思います。

確かに、去年（一昨年からでしたが）って、日本航空が色々とトラブルを起こしていましたね。
何で、これだけ出るのかしらっていうくらい。国内線、国際線を問わず。
このことがあったので、ＳＮＡは、不祥事を隠蔽してしまったんですかね？
隠せば隠すほど、発覚したときの代償は大きいのにね。

でも緊急脱出用スライドって、
使わないで済ませられるのであればそれに越したことはないのですよね。
しかし、いざっていうときに使えないと困る物なのでやっぱり作動しないと困りものですね。
だって、飛行機が不時着して命が助かったとしても、脱出ができなかったらね。

もっとも、ボクの場合、飛行機に乗っても救命胴衣の使い方のビデオも見ないし、
ビデオ設備のない飛行機の時は、ＣＡさんが実演してくれていますよね。
また、緊急時のしおりも見たことがないので、その万が一の時には……、ですね。
じゃあ上のようなことを書くなって？ごもっともです。すいません。

といったところで、今日は終わり。また、あした。