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鋳潰しちゃだめよ [マネー]

今日は、12月14日。忠臣蔵の赤穂浪士が本所の吉良邸へ討ち入りをした日ですね。

例の決めゼリフ、
“時は元禄十五年師走の十四日”ベンベン(講談師の扇子の音です)で始まる、
忠臣蔵の討ち入りシーンですが、日付は合ってしますが、
江戸時代は、陰暦を用いていたので、今の暦に直すと、あと1月半くらい後です。
でも今日、泉岳寺では、赤穂浪士を供養する義士祭が執り行われました。

え~、ここからが今日の本題です。
海の向こう側、アメリカでは、このところの金属価格の高騰を受け、
銅やニッケルを含んだ硬貨は素材としての価値が注目され、
一部で地金に変えて利益を得ようとする動きが出ているそうです。

これを受けて、
アメリカ政府が硬貨を勝手に溶かして地金とすることを禁じる法案を検討しているそうです。
対象となる硬貨は、1セント硬貨と5セント硬貨の2種類で、
違反した場合は、5年以下の懲役または1万ドル以下の罰金を科す方向で検討しています。

確かに日本でも、銅を含む製品が結構盗まれていますけれど、
まだ、10円玉を鋳潰して地金にしようという動きはないようです。
ただし、電線やマンホールなどが盗まれていますが……。

最初このマンホールの蓋などが盗まれたというニュースを聞いたとき、
“ヘンな人もいるもんだね。そんなもん盗んでどうするんだろ?”って思いましたよ。
最近、銅の価格が急上昇しているので、“それでか”ってわかりましたけれど。

でもね、アメリカに偽札などを取り締まる法律はあっても、
硬貨に穴を空けたり、鋳潰すなどの行為を取り締まる法律がなかったことが意外でしたね。
日本には、戦前からありましたよ。意外でしょ。

この法律で、先月大阪のマジシャンが警視庁に捕まりましたよね。
去年9月から今年6月までに、50円硬貨など計254枚に穴を開けたり、縁を削ったとして。
その後どうなったかは、全然報道されないのでわかりませんけれど。

ちなみにこの法律に違反した場合の法定刑は、1年以下の懲役又は20万円以下の罰金です。
なので、アメリカ政府が想定している刑よりは、重くはありませんがやらないで下さい。
つまり軽い気持で、記念硬貨をペンダントにしようとして、
周りを削るようなことをするとこの法律に違反します。

もし硬貨を使ってペンダントなどを造るのであれば、外国硬貨で造って下さい。
アメリカも、1セント硬貨と5セント硬貨の2種類を鋳潰す行為を禁じてはいますが、
それ以外の硬貨については、触れられていないので鋳潰さなければ問題ないと思います。
カナダのメープルリーフ金貨やオーストリアのウイーン金貨のペンダントなんか結構ありますよね。
でも、最近純金も価格が高騰しているのでもったいない気もしますが……。
ちなみにボクも金貨は1枚だけ持っています。
10分の1オンスのメープルリーフ金貨ですけれど。
一番小さいサイズとはいえ、純金は純金です。金メッキとは輝きが違います。当たり前か。

といったところで、今日は終わり。また、あした。


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