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ボク、幽霊だったのかぁ [トホホ]

先日行われた、インドの州議会選挙でトラブルがかなり出たそうです。

選管職員から“あなたは死んでいることになっている”などと言われ、

投票を拒否された有権者が続出したというものでした。

詳しく書くと、持参した投票券は本物だったにもかかわらず、職員がパソコンの有権者リストで

“死亡”となっていることを理由に取り合わなかったというケースもあったそうです。

この選管職員に幽霊扱いされた男性は、

“選管は死人に投票券を送りつけたのか”と、憤ったそうです。

 

また、インドの元大統領の息子さんは、

別の投票所で“名前が有権者名簿にない”と追い返されたそうです。

激怒したこの男性はこの投票所での投票をいったん中止させ、

選管に確認させた後、ようやく投票できたそうです。他の人でも、同じケースもあったそうです。

 

ちなみにこの州議会選挙の投票ですが、何と1ヶ月も投票期間があったそうです。

有権者の数も日本の総人口以上いるので、

このくらいの期間をおかなければ投票を行えないんでしょう。

 

何でこんな初歩的なミスが起こったかというと、

有権者名簿の調査過程かコンピューターへの打ち込み作業中にミスしたのではないかと、

選管ではみているそうです。

でも、投票券は更新前の古い有権者名簿をもとに先に作成した疑いも出ているそうです。

元大統領の息子さんのケースなんかは、これに該当するんじゃないですかね?

ちなみに選管が名簿の更新を始めたのが、1年前の06年からだそうで、

委託業者に戸別訪問をさせた上で、初めてコンピューターに登録したそうです。

前回までは、同じ人が何度も投票をするという不正が横行していたので、

それを防止する意味で、投票時に有権者に対し投票券のほか、

免許証などの“写真付き証明書”の持参を求めたそうですよ。本人確認を確実に行うためだそうです。

でも、投票期間が1ヶ月もあるので、

今回の選挙でも2回、3回と投票に来た人もいたんじゃないですか?

ちなみに投票率は、前回02年の66%から約20ポイント低下したそうです。

この投票率について、地元テレビ局の記者さんは、

“前回までは一人が何度も投票する不正が横行し、

今回は投票できなかった人が多すぎた結果だ”と指摘したそうです。

なので、投票を拒否された人も投票できたと仮定すると、50%強の投票率という感じですか。

 

ちなみに今回の州議会選挙は、

09年総選挙に導入される予定の新制度のテストケースだったそうです。

その新制度というのは、中央選管と州選管がオンラインですべての情報を同時に共有する一方で、

有権者全員に“選挙用IDカード”を持たせて投票させる仕組みだそうです。

 

でも、解決すべき問題が山積みという感じですか。

幽霊の問題といい、投票券を送りながら名簿に載っていないという問題などですね。

日本の選挙制度の問題同様、インドでも選挙の問題は大きいですね。

もっとも、日本の場合は、有権者の無関心という問題ですが……。

その分、組織票がものをいう感じですね。

 

といったところで、今日は終わり。また、あした。


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