日の丸飛行機が、帰ってくるぞ~! [乗り物]
2年前の平成18年9月30日に唯一の国産ジェット旅客機YS-11が、
沖永良部発鹿児島行きJAC3806便でラストフライトを行いました。
この日以降、日本の空には、ただの1機も国産旅客機は飛んでいません。
ですが、三菱重工業が製作・販売を計画している三菱リージョナルジェット(MRJ)を、
ANAが25機を同社に発注したそうです。
ただ、25機の内10機は予約発注なんですって。
でもANAがMRJの導入を決めたことで、
YS-11以来約40年ぶりに国産旅客機が生産されることが決定しました。
今のところJALは、MRJの導入を決定してはいないようですけど、
おそらく購入すると思います。また、外国の航空会社も買うと思います。
ANAが世界で最初にMRJの発注をしたいわゆるローンチ・カスタマーですから、
実際に飛行機を使う側として開発計画に参加し、自社の意向を性能や仕様に反映させるそうです。
ただ、ローンチ・カスタマーは、自社の意向を反映させて貰える反面、
メーカーの開発・製造の進捗によって導入時期がずれるなどのリスクを負ってしまいます。
ANAがローンチ・カスタマーとなっている、ボーイング787が典型ですね。
でも、あまりにも納入が遅れているものですから、
ANAは、ボーイングに損害賠償を請求するみたいです。
ちなみにANAでは、現在24機保有するボーイング737-500の代替機として、
90人乗りの“MRJ90”を平成25年以降に導入するそうです。
ただ、737の126人乗りに対してMRJ90は、
80~96人乗りと少しサイズが小さくなってしまうんですけどその点はクリアできるんでしょうかね?
でも、737ー500と比べて燃料消費量が約40%も減るため、
24機中15機が入れ替わっただけでも、年間約50億円の収支改善が期待できるそうです。
肝心の就航予定路線ですけど、千歳や仙台、伊丹、福岡などを拠点に、
地方間を結ぶ路線に就航させる考えなんですって。
ということは、羽田には顔を出さないって事ですか?
でも、MRJの就航は早くても平成25年なのでひょっとしたら、
羽田発の便にも就航するかもしれませんね。
例えば、新幹線に対抗するために、
羽田から広島西線を開設して同路線にMRJを投入するかもしれませんしね。
広島西空港の方が、広島空港より都心に近いので可能性はあり得ますよね。
YS-11は、日本から引退する前に1度乗っておきないなって思っていたんですけど、
結局乗らずじまいだったのでMRJには、就航したらかなり早い段階で乗りたいと思います。
その前に、787に乗ってみたいです。
といったところで今日は終わり。また、あした。
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