嘘も方便とは言うけれどね [トホホ]
いや~、今日は、真冬の寒さでしたね。
東京の最高気温は、9度4分。
でもこの最高気温は、午前0時に記録したものです。
つまり、0時以降気温が上がらずむしろ、下がっていき日中は7度前後だったそうです。
どおりで寒いはずですよね。
11月に最高気温が10度に届かなかったのは、
92年の11月28日以来17年ぶりなんですって。
でも11月に真冬の気温がでても、今年も暖冬の予想が出ているんですよね。
だから本当に暖冬になるのかしらって思ってしまいます。
やっぱり、夏は暑く。
冬は寒くないと、四季のメリハリが付かなくなるので冬は寒い方が良いです。
ただ寒いと言っても、限度がありますけどね。
こうした寒暖期予報を含めた情報を発表するのは、
もちろん気象庁です。
ちなみに気象庁がどこの省の傘下か知っていますか?
意外と思われるかもしれませんが、国土交通省なんですよ。
設立当初(明治20年)は、内務省。ちなみに名称は、中央気象台でした。
その後、文部省、運輸通信省と経て昭和20年から運輸省の所管になり、
昭和31年7月に運輸省の外局になった事を受けて現在の気象庁という名称になりました。
その気象庁が台風情報に関して、
台風から温帯低気圧に変わった時間を、
故意に遅らせて発表していたことが明らかになったそうです。
その理由について気象庁は、
“温帯低気圧に変わったとたん世間の関心が薄れ、防災上の注意もそがれる。必要な措置だ”
と説明をしているそうです。
確かに、台風から温帯低気圧という名前に変わると、
何となく弱っちい感じがしますからね。
だから来たって大したことないだろうと思っちゃうんですけれど、
実態は、少しだけ勢力が落ちただけなんですよねぇ。
だから気象庁の言い分もわかります。
でも一方で、気象予報士や民間気象会社からは、
“事実を曲げて発表すべきではない”とする批判の声も出ているそうです。
たしかに台風ではないのに、台風と表現するのもまずいとは思います。
正しい情報と注意喚起を天秤にかけると、
後者の方がやや勝っているようにあたしは思います。
だからマスコミが、
台風から温帯低気圧に変わっても
“元”台風なので十分な警戒が必要であることを強調するべきです。
この点をちゃんと報道するようになれば、
わざわざ気象庁だって意図的に温帯低気圧になったことを遅らせて発表しなくて済みますよね。
でも台風並みに急激に発達した“爆弾低気圧”っていうのもあるので、
インパクトがあって危険を察知できる名称を考え出すのも一手ですね。
なんていっても、少し前まで台風だったんですからね。
といったところで、今日は終わり。また、あした。
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