いや~、景気のいい話だねぇ。 [その他]
あたしの地元を走る京成電鉄が、
なんとこのご時世に新社屋を建てると発表していました。
まぁ今の京成の本社って、
とても東証一部上場企業の本社とはいえないくらいみすぼらしいんですけれどね。
ただ、スカイアクセスやスカイライナーの新製など相当な費用がかかっているだろうに、
新本社を移転新築するとは景気のいい話ですねぇ。
何でも京成は、7月のスカイアクセス開通を機に制服までリニューアルするそうです。
その新制服は、スカイライナー同様山本寛斎さんデザインなんですって。
スカイライナーのデザインを依頼した時点で制服なども一緒に依頼をしたのでしょうけれど、
まぁそれなりの費用がかかったことでしょう。
でも、そんだけの費用を投じながらJALみたいになったら……。
だって東京の空の玄関は、
成田から羽田へシフトしていく可能性が非常に大きいでしょ。
そうなると全額自前ではないにしても、
巨額の費用を投じて建設したスカイアクセス線は利用者が減るのは目に見えています。
ただ国際線の羽田への完全シフトは、
現有滑走路のことを考えると現実的ではありません。
だって、羽田の2本ある長い滑走路は3000mなので長距離線にはちょっと短いんですよ。
ただ長距離線の就航機材が
ボーイング787が主力となったら羽田の滑走路でも十分です。
まっD滑走路が出来て41万回へと発着枠が増えても、
国際線をバンバン受け入れるのはやっぱりちょっとキツイですよね。
だから向こう5~10年くらいは、国際線のメインは成田にするんじゃないですか。
この期間の根拠ですけれど、
東北新幹線の新青森までの開業が今年12月。北陸新幹線の金沢開業が2014年。
そして、北海道新幹線の新函館開業が2015年度。
これらの新幹線が開通すれば、
青森・三沢・函館・富山・小松行きは減便ないし廃止が予想されます。
となれば羽田空港の発着枠に余裕が出て来ます。
その空いた発着枠に国際線が乗り入れることが可能になってきます。
10月以降韓国・台湾・香港などへは、
昼間に定期便が飛ぶことが決まっています。
つまり羽田空港に定期国際線が発着するという実績が出来るわけです。
そして日米間ではオープンスカイ協定を結んでいるので、
発着枠に余裕が出来れば昼間の時間帯に米系航空会社便が乗り入れる事も可能になります。
アメリカが乗り入れれば、EU諸国もウチもいいだろとなります。
そうなれば国際線の成田から羽田へのシフトは既定路線になってしまいます。
一度レールが敷かれれば速いと思いますよ。
だって羽田発国際線のペリメーター規制もなし崩し的に撤廃したでしょ。
ただ5年でスカイアクセス線の建設費の償還は出来ませんねぇ。
京成は、バブル期に一度痛い目に遭ってるんだからそれを思い出せって言いたいです。
でもバンザイすることになったらどうするんですかねぇ?
京成は、民間会社なので元親方日の丸のJALのように政府は支援をしてくれませんよぉ。
といったところで、今日は終わり。またあした。
コメント 0