いったい、いつから飛ぶの？

え～、ボーイング７８７の初号機納入がまた遅れ、

来年の第１四半期（１～３月）になるそうです。

年内にも成田か羽田でトリトンブルーの７８７を見られると思ったんですけどねぇ。

このシップの納入延期って何回目ですか？

エアバスのＡ３８０も初号機の納入が１年半遅れましたけどね。

でも一度軌道に乗ってしまえば、

それなりのペースで航空会社への引き渡しは進んでいるみたいです。

 

量産１号機を受領することになっているＡＮＡは、

一昨年の２００８年６月にまず国内線でデビューをさせる予定でした。

そして同年８月に

オリンピック開催地の北京と羽田空港を結ぶチャーター便で国際線デビューを果たすはずでした。

 

ＡＮＡは、７８７－８型機を５５機発注をしています。

さらにオプションとして、

４５機（型式未定）の合計１００機の購入を予定しています。

ちなみにＪＡＬもＡＮＡより少ないものの導入を予定しています。

やっぱり、従来機よりも燃費が良い飛行機ですからね。

 

ＡＮＡは、７８７のローンチカスタマーですしいまさらキャンセルをするとも思えませんが、

とりあえずの間に合わせとしてボーイング７６７－３００ＥＲを

ボーイング７６７－３００ＥＲの置き換え用に購入しました。

同型機による置き換えですが、本来は７８７で置き換えるはずだった分です。

 

全日空を始めとする航空各社は、

ボーイング社に対して賠償請求を求めていくそうです。

そりゃそうですよね。

遅れがあまりにも酷すぎますから。

全日空が５０機の大量発注をしたからこそ７８７の開発が始まったわけですから、

同社は他社に比べて値引きも大きいと思うんですね。

賠償請求に加えて、値引率の引き上げも求めるんじゃないですかねぇ？

ひょっとしたら確定発注数を減らし、

さらにオプションの４５機をキャンセルという事もあり得ますね。

 

７８７の納入がこれほどまで遅れるとなると、

一時導入すると思われていたエアバスＡ３４０やＡ３３０の導入もあり得るんじゃないですか？

だって、７８７は、中型機ですからエアバスから代替機を選ぶのであれば、

双発機のＡ３３０が妥当でしょ。

それに全日空は、エアバスの飛行機をまだ当分の間使い続けるみたいだから、 

パイロットの移行だって大丈夫でしょ。同じ操縦方式を採用しているから。Ａ３２０もＡ３３０も。

 

ちなみにＡ３４０っていうのは、

Ａ３３０と兄弟機なんですけれどコッチの方はエンジンが４つついているんですね。

エンジンの数が違うだけで、外観はソックリです。

　　　　　　　　　　　　※　エアバスＡ３３０（双発機）

　　　　　　　　　　　　※　エアバスＡ３４０（４発機）

もし空港でジャンボみたいにエンジンが４コ付いているのに、

２階席の付いていない平屋建てのヤツを見かけたらそれがＡ３４０です。

 

でももしＡＮＡが７８７の代替機として、

Ａ３３０かＡ３４０を投入したら超大型機Ａ３８０の導入もあり得ますよ。

いつだったか、Ａ３８０の導入を検討しているという報道がありましたからね。

ただ国内でＡ３８０が乗り入れられるとすれば、

成田空港くらいですかねぇ？

もしかしたら、羽田も対応をしているのかもしれませんけど。

どっちにしても中型機と違ってＡ３８０のような超巨大機は、

就航先が限られてしまうので投入は慎重になりますよね。

 

といったところで、今日は終わり。また、あした。