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そっちじゃない!! [事件・事故]

北海道の空の玄関口。新千歳空港でまたトラブルです。

今度は、貨物機がやらかしてしまいました。

 

先日の日航機は、離陸許可が下りていないのにもかかわらず

滑走路へと侵入してしまったというトラブルでした。

でも今回は、着陸許可が下りていない滑走路への誤着陸(未遂)でした。

 

千歳空港って同じ敷地内に航空自衛隊の千歳基地もあるんですけど、

貨物機は空港の滑走路ではなく、基地の滑走路へと下りようとしてしまったんですね。

幸い基地の滑走路には、

自衛隊機などがいなかったので管制官が気づかずにそのまま着陸をしてしまったとしても

事故につながることはありませんでしたけどね。

それにしても、どうして間違えるかなって思いますね。

 

千歳に限らず日本にあるほとんどの空港に着陸する時には、

電波で航空機を滑走路端まで誘導する計器着陸装置(ILS)という装置を用いるんですね。

だからこそ、離着陸時には、電子機器の使用が禁止されているんですね。

 

そうそう、この“離着陸時”というのには、

飛行機が待機所(エプロン)にいるときや滑走路へと向かう地上走行時も含まれるそうです。

だって自分の乗っている飛行機が停まっているからといって

最近の携帯のような高性能な電子機器は、

他の飛行機の計器に影響を及ぼす可能性があるからですって。

 

話しを、千歳での誤着陸未遂に戻しますね。

なんでしたっけ、そうそうILSが設置されているにもかかわらず

違う滑走路へと進入したというところから横道に逸れてしまったんですね。

 

この貨物機が千歳上空にさしかかったとき、天気が良かったんでしょうね。

視界が良好で、ILSを使わなくても着陸できそうだったので、

管制官に目視での着陸の許可を求めたんですって。

その結果、許可が出て着陸態勢に入ったわけですけど、

肝心の滑走路を間違えてしまったので今回のトラブルとなったわけです。

 

管制官だってついこの間トラブルが起きたばっかりなので、

いつも以上にしっかりと見ていたんでしょう。

そしたら、許可を出した滑走路ではなく自衛隊の滑走路へと降りようとしていたのに気がついて、

貨物機に対して着陸許可を取り消して再上昇を命じたわけです。

 

パイロットだってなんで着陸許可が取り消されたのか一瞬わからなかったんじゃないですかね。

“えっ?なんで?こんなに視界が良いのに”っていう感じで。

まっ当然のことですけど、

管制官から間違った滑走路へと降りようとしていたことを伝えられてすぐに理解できたでしょう。

 

この貨物機着陸のやり直しを命じられてから10分後に、

着陸許可が出された新千歳空港の滑走路へと無事に降り立ったそうです。

多分、有視界ではなくILSでの着陸を命ぜられたと思います。

 

国土交通省などでは、貨物機のパイロットが

着陸許可を受けた滑走路を誤認したとみて貨物機の会社側から事情を聞いているそうです。

それにしても、いくら視界良好でも滑走路を間違えてしまったら意味がないですよね。

到着が遅れたというトラブル程度で良かったですよね。

 

といったところで、今日は終わり。また、あした。


それにしても、ガラガラだねぇ [事件・事故]

昨日午後1時頃、常滑市の中部国際空港で

名古屋発瀋陽行きの中国南方航空機(CSN)が滑走路に誤侵入をするという事故がありました。

 

記事によるとですね、管制官の指示に反して侵入してしまったそうです。

管制官はCSN機に対し、滑走路の手前でいったん待機するよう指示し、

CSN機も“滑走路の手前で待機”と復唱したらしいんですが、

なぜか同機は停止線を越えても停まらなかったんですって。

結局、滑走路に機体の半分が出たところで停止したそうです。

 

でね、最近こういった管制トラブルが多いんですけど、

今回の場合も先日関空で起こったケースと同じく別の航空機(ANA)が着陸しようとしていたそうです。

なので、管制官はこの全日空機に着陸のやり直しを指示し、

また、CSN機もちゃんと離陸許可を得た上で離陸をしたそうです。

 

ていうかですね、旅客機ってほとんどの機種がバック出来ないので、

滑走路に機体の半分も出した飛行機に

“バックせよ”なんていう指示を出したくても出せないんですよね。現実問題として。

なので、CSN機を離陸させ、ANA機には着陸やり直しの指示を出すしかなかったんですよね。

 

しかし、なんで管制官の指示をキチンと復唱したにもかかわらず、

行動が伴わなかったんですかね?まさか、単にオウム返しをしたわけではないですよね。

だとしたら、ちょっとコワイですね。

 

この事故を受けて国交省の航空・鉄道事故調査委員会は、

事故につながる可能性があるトラブルとして調査官を現地へ派遣して原因を調べているそうです。

 

それにしても管制官もよく見ていましたよね。

9月以降伊丹で2件。関空で1件と似たような管制トラブルがあったので、

管制官がCSN機の動きを注意して見ていたのですぐに気がついたそうです。

お手柄といいたいところですが、当たり前の仕事をしていたとも言えますけど、

ともかくあわや事故というのを事前に防いだという点はやはりほめるべきでしょう。

 

まあでも、誤侵入をしたCSN機も、着陸のやり直しをさせられたANA機も、

ガラガラの状態だったみたいですよ。

だって、CSNのエアバスA319の乗員乗客が、42人。

ANAのエアバスA320の乗員乗客が、59人。

どっちの機体も大体120~150人程度乗客を乗せることが出来るので、

搭乗率が30%台ですから空気を運んでいるようなモノですよね。

 

といったところで、今日は終わり。また、あした。


軽い気持ちでやったらイカン! [事件・事故]

今日の朝、大分県中津市内を走るJR日豊線の踏切で、

警報機の非常ボタンが相次いで押され、特急2本が緊急停車という事件が起こりました。

 

大分県警中津署が威力業務妨害の疑いで捜査をしていたところ、

同市内在住の小学4年生の男の子がイタズラ目的で押したそうです。

この小学生は、両親に付き添われて中津署に出頭し補導をされましたが、

両親に厳重注意をした上で家に帰らせたのでしょう。

だって、両親への厳重注意以外特に書いてなっかったので、

そう判断したんですけど……。ただ、この少年には補導歴という“前歴”は残ります。

 

この事件では、幸いな事に被害は、特急2本が緊急停車をし4~6分遅れただけで、

けが人も出ていなかったので児童相談所へ送られる程のことではなかったのでしょう。

もちろん、警察から帰ってから、家で両親にもこっぴどく叱られたのでしょう。

 

しかし、県は違えども九州で先日列車妨害が起きていたので、

JR九州としても気が気ではなかったでしょうね。

その時の妨害は、山陽新幹線や在来線の列車の窓に石が投げつけられたというものでした。

ただ、もしかしたら線路の敷石が何かの拍子に飛んできたのかもしれませんが、

ともかく窓ガラスが割れたり、ヒビが入るなどの被害が出ました。

 

こっから少し怖いお話を書きます。

もちろん、イタズラ目的で列車妨害をした場合についてです。

 

今から27年前、中学生が線路に置き石をして電車を脱線させ、

先頭車は民家に突っこむという事故が起こりました。

この時は、死者が出なかったものの100人以上のけが人を出しました。

脱線した3両のうち、民家に突っこんだ先頭車は廃車となりました。

 

この事件では、京阪電鉄から多額の賠償金の請求を受け民事裁判となりましたが、

結局差し戻し控訴審の大阪高裁で、

実際の損害額の10分の1を支払うことで和解が成立しました。

 

これは、民事事件の場合ですが、

列車を脱線させた場合当然刑法犯として処罰の対象になります。

もちろん、威力業務妨害なんていうかわいい罪ではありません。

列車往来危険罪で、処罰されます。ちなみに、2年以上の懲役です。

さらに、脱線させた上に転覆までさせた場合、最高無期懲役になり、

死者を出した場合選択肢は、無期懲役か死刑です。

 

イタズラ目的の軽い気持ちで線路に置き石をすると、

最悪の場合極刑に処せられる場合があります。

なんだか知りませんけど、

ここのところチョイチョイ線路に置き石があったというニュースを聞きますけど、

線路に置き石をして警察に捕まった場合、

こういう重罪になることを知った上でやってるんですかね?

まあ、わかってたら出来ませんよね。

さらに、民事でも損害賠償を請求されますから、

置き石みたいなイタズラは絶対にやめましょうね。もちろん、電車への投石も禁止です。

どちらも、乗っているお客さんに迷惑がかかるんですから

 

といったところで、今日は終わり。また、あした。


大阪で尻もちなんて…… [事件・事故]

今日午前8時頃、関西空港で羽田発の日航機が尻もち事故を起こしました。

この事故の影響で、

事故を起こしたA滑走路は滑走路の清掃作業などのためにおよそ45分間閉鎖されました。

ただ、先日運用を開始したばかりのB滑走路があったので、

旅客機の離着陸には遅れや目的地変更はなかったそうです。

 

でも、事故機は、その後の運用を取りやめたそうです。

飛行の安全性に問題はないとはいえ、

やっぱり事故を起こした機体をそのまま運用させるのはマズいと日航側で考えたのでしょう。

ちなみに、予定では関空と青島の往復運用に就くそうだったのですが、今日は欠航となりました。

 

しかし、ここのところ日本航空の飛行機は、

一時続発したトラブルがウソだったかのように何事もなかったんですけどね。

着陸時に尻もちをついて、機体を保護するテールスキッドと呼ばれる

金属製部品を破損させるという事故を起こしてしまいました。

どうして、初歩的なミスを犯してお客の信頼を失うようなことをしでかすんですかね?

 

せっかく、12月から国内線にファーストクラスをデビューさせるという

明るい話題があったばっかりなのにね。

もっともJALは、スーパーシートを廃止して上位クラスをクラスJにしたところ、

スーパーシートが残っているANAへと顧客が流れていってしまったので、

その客を取り返すためにファーストクラスと名前を変えて

スーパーシートを復活させただけのような気もするんですけどね。

でも、話のタネに1回くらい乗ってみたいと思います。

 

話しを戻しますけど、国交省は今回の尻もちケースの場合、

事故や重大インシデントには、該当しないその他のインシデントとしているそうです。

ただ、航空機の尻もち自体は

“軽微なものを含めても発生の頻度は年に1回あるかないか”と発表をしました。

 

実際に国内で起こった尻もち事故は、

直近では2年前17年3月に福島空港で発生しています。

この時も、今回同様テールスキッドを破損しています。

また、その前は5年前の1月に函館で発生しています。

 

しかし、直近3回の尻もちでは、

いずれのケースでも今のところ大事故につながるような事にはなっていません。

ただ、尻もち事故が未曾有の大惨事の原因ではないかというケースもあるんですよ。

それが、22年前の8月に起きた日本航空123便の墜落事故です。

事故機は、墜落事故を起こす7年前に大阪国際(伊丹)空港で尻もち事故を起こし、

機体後部の圧力隔壁を破損してしまったんですね。

その際の修理が不十分だたために、

この墜落事故が起こってしまったのではないかといわれています。

 

ちなみに、日本航空は今年4月から羽田発の主要路線には、

3桁台の便名が割り振られているんですね。

羽田・伊丹線には、事故当時と同じ100番台が割り振られているのですが、

羽田発121便の次は125便になっていて、123便は欠番になっています。

この事故が起きた翌日から8月いっぱい123便は欠航し、

9月からは別の便名が割り振られ、

その後日本航空では今に至るまで123便は無期限欠番となっているそうです。

やっぱり、事故を忘れてはいけないんでしょうけど、使いづらい便名なんでしょう。

 

日本航空さんよ、

今回のケースは重大インシデントに該当しないからといって気を緩めないでよ。

小さなミスが重なることで、いずれ墜落という最悪の事態が起こってしまいますよ。

日本航空だけじゃなくて、ANAもですけどね。

 

といったところで、今日は終わり。また、あした。


実数は、いくらなの? [事件・事故]

警視庁が今年6月までの上半期の空き巣や事務所荒らしなどの

“侵入盗”の検挙率が、111.5%だったと発表しました。

つまりですね、上半期の検挙率は、発生件数より高いというおかしな数字なわけです。

 

もっとも実際には、そんなことはありません。

過去に発生した侵入盗事件を解決した場合も検挙数は、

上半期の検挙した数に算入されるため統計のマジックが起きているからです。

でも、統計のマジックは起きてはいても実際に犯人が検挙されているのも事実です。

 

ちなみに今年上半期の侵入盗の認知件数は6409件で、検挙件数は7146件でした。

今年上半期の検挙率111.5%は去年同期の77.8%から33.7ポイント上がり、

全国平均の52.4%と比べても2倍以上の検挙率を誇っています。

 

さすが警視庁と言いたいところですが、

上半期に認知された件数のうち上半期内に検挙された件数が出されていないので

手放しで喜べないのも事実です。でも、7000件以上も検挙されているのも事実ですけどね。

 

この高検挙率の背景には、地域の防犯ボランティア活動が浸透して

空き巣などがしにくい状況が生まれ認知件数が減少していることがまず挙げられるそうです。

ただ、ドラマでこういった人が実は空き巣ねらいだったという話しをやっていましたけど、

実際にはそんな悪い人はいないと思います。まっ、余談ですけどね。

 

アタシはこっちの方が大きいと思うんですが、

余罪50件以上のプロの窃盗犯の逮捕が相次いだことによる検挙数の増加です。

そんなに余罪をたくさん抱えている泥棒を逮捕すれば、

未解決事件が解決するので一気に検挙数が増えますよね。それはそれで良いことです。

 

ちなみに上半期に検挙した664人のうち50件以上余罪があったのは40人で、

少なくとも計3556件に関与、1人あたりの余罪は約90件に上るそうです。

プロの窃盗犯の検挙は、05年が69人、06年は86人と年々増加傾向にあるそうで、

このことについて警視庁では、“余罪捜査に力点を置いた成果”コメントをしているそうです。

 

話しを100%超えの検挙率に戻しますけど、

ともかく高い検挙率=治安が良くなっているということなので数字のマジックでもなんでも良いので

今年1年を通して高い検挙率を誇って貰いたいですね。

なんだかんだ言っても、日本はまだまだ治安が良い国ですからね。

 

といったところで、今日は終わり。また、あした。


やり過ぎだよねぇ~ [事件・事故]

昨日夜、船橋駅高架下のスーパーで万引きがあったそうです。

こういう言い方はアレなんですけれど、万引きそのものは毎日、

日本中どこかのお店屋さんで起こっていると思うのでごくありふれた事件ですね。

でも、この万引き事件では、死人を出してしまったんです。

それも、万引きをしたと言われた人がです。

 

コレが逆ならば、強盗殺人になります。

確か、どこかの駅で万引き犯が追っ手を殺したという事件が何年か前にありましたね。

判決は出たと思ったんですが、どれくらいの刑を受けたのか覚えていません。

 

話しを、船橋の万引き事件に戻します。

被害男性(万引き犯)は、お店の売り場で缶ビールを万引きしたのではないかと

このスーパーの店長(加害者)を問い詰めたそうです。

その後、売り場奥の資材置き場に連れて行き、顔を殴るなどの暴行を加え、

最後は、路上へ放置したそうです。

 

しかし、事務所で問い詰めて、その後警察へ突き出すならまだしも、

ウラへ連れて行って暴行ですか。この店長、ちょっと …… ですね。

それに、店内で万引きをしたのではないかと問い詰めるのもね。

 

お金を払う前にその場でそのビールを飲んでしまったというのならまだしも、

お店の中にいる限り、お金を払うかもしれないわけですよ。

レジを通さないで、外へいってしまった場合に、

初めて“お客さん、ちょっと”という感じで問い詰めるべきでしょう。

ほら、夕方のニュースで“万引きGメン”なんていう人の特集をやっているじゃないですか。

そういう人たちは、そうやっているようです。

 

それでこの店長に暴行を加えられて、表に放置された被害男性ですが、

“路上に人が倒れている”という通行人からの110番通報で警察官がかけ付け、

男性は病院に搬送されたんですが、結局約2時間半後に死亡したそうです。

路上で倒れていた人が死んだわけですから、当然変死です。

まして、スーパーの店長の暴行が原因と見られるわけなので、司法解剖に回されました。

その結果、死因は、

腹部を強くけられたのが原因とみられる出血性ショック死ということがわかったそうです。

 

通報があったので、警察は、男性を救急車で搬送したり、

周囲への聞き込みなんかをしていたんでしょう。

その中で、問題のスーパーの店長に話しを聞いたところ、暴行したことを認めたそうです。

 

しかし、万引き犯を説諭するならまだしも、暴行は加えるわ、

その挙げ句殺してしまうわで何やってるんですかね。まったく。

万引きしたことを認めなかったから、ウラへ連れて行って身体に聞いたって訳ですか?

どうして、警察へ突き出すという考えが起こらなかったんですかね。

9時だろうと何時だろうと、警察は何時でも駆けつけますからね。

事実、110番通報で駆けつけたわけですから。ねぇ。

それにしても、万引き犯を問い詰めるために暴行を加えるのはやり過ぎの一言につきますね。

 

といったところで、今日は終わり。また、あした。


よい子はマネしないでね [事件・事故]

最近ペットボトルなど密閉容器が破裂し、

ケガを負うケースが相次いで国民生活センターに報告されているそうです。

今月初旬にも大阪で中学生のイタズラが原因で、

小学生が重軽傷を負うという事故(事件?)も起こっています。

 

ペットボトルがいきなり爆発するということは普通はあり得ません。

ほとんどの場合、ペットボトルの中にドライアイスを入れた結果、

ドライアイスが溶けて容器が膨張してそれに耐えきれなくなると爆発を起こします。

 

というか、当たり前なんですよね。

だって、ドライアイスは、気体である二酸化炭素を冷やして固体にしたものなんですから、

それが溶けて気体へと戻れば体積が何倍にも増えるんですから。

中学校の理科で習うはずですけどねぇ。

大阪で事故を起こした中学生は、その授業を寝てたのかしら?

 

最近10年間でセンターに寄せられた破裂事故事例は6件だったそうです。

そのうち5件に子供がかかわっていたそうです。

3年前には炭酸飲料を作ろうと、ジュースの入ったペットボトルにドライアイスを入れた女の子が、

飛び出したキャップを目に当て失明するという痛ましい事故も起こっています。

今回の大阪での事故は、失明こそしていませんが、

飛んできた破片で両腕と胸を20数針も縫う大けがを負っています。

 

同センターでは、破裂事故を検証するため、

種類の違う4種類のペットボトルで検証実験を行ったそうです。

その結果、ミネラルウォーターが入っていた耐圧性・耐熱性の低いボトルは約55秒後に破裂し、

破片は勢いよく広範囲に飛び散ったそうです。

また、お茶が入っていた耐圧性の低いボトルも約8秒後に底部が破裂したそうです。

 

コーラなどのそこがデコボコしたロケットみたいなペットボトルは、耐圧性も高いはずですが、

それはあくまでも、炭酸飲料を入れるためなので決してドライアイスを入れたりしないでください。

かえってこういったタイプのボトルの方が、限界を超えたときが非常に怖いですね。

なにせ、センターでの実験を行っていないので実際どれくらいの耐久性があるのかわかりません。

 

ともかくよい子は、ペットボトルの中の水にドライアイスを入れて遊ばないでくださいね。

本当に危ないです。爆弾は、言い過ぎですけど非常に危険です。

爆発をした場合、本人がケガをするだけではなくて、

周りの人にもケガを負わせてしまう場合もあります。なので、おもしろ半分でやるのはやめましょう。

ドライアイスを溶かして炭酸飲料を作りたいのであれば、

コップにジュースを入れてその中にドライアイスを入れれば良いんです。

でも、フタはしないで下さい。やっぱり危険ですから。

それにフタをしないでも、微炭酸のジュースにはなりますよ。

 

といったところで、今日は終わり。また、あした。


免停を恐れるあまり取消 [事件・事故]

今日午前5時頃大阪府堺市の府道で、乗用車が検問を突破し

近くの交差点に赤信号を無視して軽乗用車に衝突するという事故がありました。

この事故で、軽に乗っていた2人が死亡し運転手が軽傷を負ったそうです。

当然、事故を起こした乗用車の運転手は、現行犯で逮捕されました。

 

なぜこの乗用車の運転手が検問を突破したかというと、

飲酒運転をしていたわけではありません。スピード違反を犯していたからです。

この運転手、最高時速40キロの府道で36キロオーバーの76キロで走っていたそうです。

一般道で36キロオーバーということは、一発免停ですね。

それで、免停になるのが怖くて検問を突破してしまったそうなんですが、

人身事故を起こしたために、免停どころか免許取消になってしまいました。

 

さらにこの運転手には、免許取消という行政罰の他に、

刑事罰の自動車運転過失致傷罪にも問われます。

2人も死なせてしまったので、実刑は間違いないところでしょう。

さらに、民事でも責任を問われることになります。

任意の自動車保険に加入していれば、いくらかは保険で賄うことができるとは思いますが、

未加入だった場合はとんでもないことになりますね。

 

人命は地球より重いと言った裁判官がいましたけれど、

確かに命はお金に換えがたいものです。

しかし、こういった場合、遺族にはお金で償うほかないんですよね。

ただし、心に受けた傷は絶対に消えません。

 

ドライバーの皆さん、自動車は、走る凶器だということを再認識した上で、

スピードを出しすぎたりしないで、安全運転でお願いします。

あとね、もうすぐお盆です。帰省やレジャーで長距離を運転する方もおられるかと思いますが、

くれぐれも事故を起こさないようにしてください。

 

といったところで、今日は終わり。また、あした。


説得するのもあなた方の仕事です [事件・事故]

今日は、ちょっと早めの更新です。理由はですね、必殺仕事人を見たいからです。

いや~、TV版では15年ぶりの新作ですし、

映画を含めても11年ぶりにムコ殿が帰ってくるんですからね。

今回は、主水が主役ではないんですが、やっぱり見たいんです。

心残りは、筆頭同心の田中様が出ないことですけど……。この人が出れば、あたくし的に完璧です。

 

いきなり必殺の話題を書いてしまいましたが、本題は違います。

横浜市内の病院で医療ミスが起こったというのを書きます。

 

ミスが起こったのは、今月4日朝のことでした。

ミスの起こる前日に呼吸補助機や監視モニターをつけて一般病棟に移った

同病院に脳出血で入院中の男性がこのミスの被害者だったんです。

 

この患者の容体の異常を知らせる監視モニタのアラームが、

発見されるまでのおよそ40分間に3回も鳴ったんです。

でも、当日ナースステーションにいた看護師さん達は気がつかなかったそうです。

看護師さん達の名誉のために書いておきますが、

おしゃべりに夢中だったとかそういうわけではありません。本当に気がつかなかったそうなんです。

それは何故かというと、アラーム音の音量が最低レベルになっていたからです。

 

なんでそんな重要なものの音量を最低レベルにしておいたかというと、

別の患者さんからアラーム音が、“うるさい”とクレームが入ったからなんですって。

多分、ナースステーション近くの病室の入院患者が言ったんでしょうね。

でもそういうワガママな患者を説得するのも、看護師さんの仕事だと思うんですよね。

 

それでこの患者さんがどうなったかというと、

発見が遅れたためにおよそ3分間心肺停止状態に陥ってしまったそうです。

その後、蘇生措置を施し心拍が再開したものの、いまだ意識不明の重体です。

脳出血で入院し、最悪の状態を脱したと診断されたので、

監視モニターや呼吸補助装置付きとはいえ一般病棟へ移ったんですけどねぇ。

 

病院側も今回のミスを認め、

同病院のセンター長が会見で“患者、ご家族に心からおわびする”と謝罪したそうです。

まあ謝罪をして貰ったところで、

患者の家族からしてみればほんの気休めにもなりはしませんよね。

これから良くなっていこうとする矢先の出来事でしたから。

でも病院だってミスを起こそうとして起こすわけではありませんが、

やはり家族の側からしてみればやりきれませんよね。

 

といったところで、今日は終わり。また、あした。

 

~必殺仕事人2007の感想~

必殺らしく、えっ?というような仕事の方法もありましたが、やはり消化不良の感は否めません。

次回作に期待をしたいです。


立場と、状況をわきまえろ! [事件・事故]

先月23日に、

石川県警本部警備課所属の警部補が自宅玄関で何者かに刺されるという事件があったそうです。

県警では、警察官に対する殺人未遂事件として捜査をしていたそうですが、

この度無事犯人が見つかりました。

その犯人ですが、被害者と思われていた警部補その人でした。

 

こんなに早くわかってしまったということは、警部補の証言が曖昧だったり、

刺し傷の感じが他人に刺されたという傷でなかったなど矛盾したところがあったのでしょうね。

多分、被害者として事情聴取をされているときに、

担当の刑事さんがおかしいんじゃないかと気がついたんでしょう。

 

なんでこんな自作自演で事件を起こしたかというと、

“能登半島地震で仕事が忙しく疲労がたまったため、仕事に行きたくなかった”からだそうです。

イヤらしい言い方をすると、サボりたかったということですよね。

同じ自作自演をするんだったら、風邪をひいたとでも言って休めばいいんですよ。

同じウソをつくにしても、少なくとも事件性はありませんからね。

ただ、ウソがバレタ場合には、上司に怒られてしまうこと間違いなしです。

 

このウソの事件を起こした警部補ですけれど、

県警は“男に襲われた”とする警部補の説明が作り話だったとして、

軽犯罪法違反の疑いで追及しているそうです。

その後、警察内部での処分も下されると思いますが、下手をすればクビですかね。

軽くても、減給や停職処分を喰らうでしょう。当然、上司も連帯責任で処分されるんでしょうね、

 

全く自分の警察官という立場をわきまえろっていうんですよね。

この警部補の自宅というのが、県警本部から北西に400メートル離れた住宅地で、

県警に近いということで住民は治安が良い場所だと思っている地域だそうです。

この事件の発生によって、こう思っていた住民に不安感を与えたという事実も見逃せないと思います。

でも、実際に事件は起こっておらず、狂言だったので住民はホッとしたでしょうね。

 

といったところで、今日は終わり。また、あした。