結局、同じじゃないの？

北方領土をめぐる日露両政府の交渉で、４島一括返還か
歯舞と色丹の２島先行返還かという従来の原則的立場を超え、
新たな考え方で解決を探る動きが出てきたそうです。
その考え方というのは、北方領土を島単位ではなく、
面積で分割した上で日本とロシアでそれぞれ帰属させるという考え方だそうです。

仮にこの方法が採用されたとして、どう分割するんですかね？
そうなると、北方四島のうち一番北にあって、面積も最大の択捉島はロシアですか。
そんで、残りの二島＋歯舞諸島が日本に帰属させるんですか。
それとも、歯舞・色丹が日本で、国後と択捉がロシアなんてことになったら、
折半どころかロシアの方が非常に多くなってしまいますよね。
だからやっぱり、択捉島がロシアで残りが日本という感じですよね。
実現するかどうか知りませんけれどね。

まあ、この面積折半が実現して北方領土が日本に返還されました。
返還されたとしても、まだまだ問題は山積みです。
だって、それまで住んでいた住人はどうするんですか？
いきなり、
“今日からこの島は日本領だからお前ら出て行け”
なんてことは出来ませんからね。
かといって、日本国籍を与えて日本人にするっていうわけにもいきませんからね。

北方領土の問題は、返還して貰うにも問題が山積み。
返還が実現してからも、やっぱり問題が山積み。問題だらけですね。

これは余談なんですけれど、日本人が北方領土を訪れるにはパスポートは不要とされています。
だって、北方領土は日本国固有の領土と主張しているからなんですね。
ただし実際には、
パスポートも何も持たずに行ったとすると、ロシア側に捕まってしまうのがオチでしょうけどね。
その前に、基本的に一般の人は北方四島へ行くことはまず無理です。

でも例外もありますよ。
それはですね、日本人北方領土関係者（元住人など）とロシア人北方領土居住者に対しては
ビザなしでの渡航が日露両政府によって一部認められているそうです。

こういう領土問題ってなかなか難しいですよね。
我が国の大ボスが２代続けて外交オンチ（ついでに、経済も）ときているので
ただでさえ難しい北方領土の問題なのでやはり当分解決しないでしょうね。

といったところで、今日は終わり。また、あした。