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“旅の恥はかき捨て”も、ほどほどにね [乗り物]

“旅の恥はかき捨て”ということわざがあります。
意味は、旅先では知る人もいないし、長く滞在するわけでもないから、
恥をかいてもその場限りのものだという意味ですが、
この悪しき慣習(?)が飛行機内でかなり酷くなっているそうです。

国土交通省によると、昨年1年間で航空法で禁止されている
携帯電話使用やトイレ内での喫煙、客室乗務員(CA)へのセクハラ行為などを
CAから注意されたにもかかわらずやめなかっために
やむを得ず機長が改正航空法に基づき、
“禁止命令書”を出したケースが24件もあったそうです。

また、命令書を出しても言うことを聞かなかったために、
警察に出動を要請したり、乗客に航空機から降りるよう命じたりしたケースも
10件あったそうです。
どちらも、3年前の航空法改正以来最悪だそうです。

ちなみに飛行機内での禁止行為ですが、
上に書いたケース以外にも乗降口または非常口の開閉装置を操作する行為。
通路など非常脱出の妨げとなる場所へ手荷物を置く行為。
乗務員の指示に従わず座席のテーブルなどを所定の位置に戻さなかったり、
シートベルト着用サインが点灯しているにもかかわらず、
シートベルトを着用しないなどがあります。

これらの禁止行為を行いかつ、乗務員の指示に従わない場合には、
航空法によらないでも、航空会社の運送約款(国内・国際問わず)でも
当該乗客の搭乗拒否や途中降機、また拘束をすることは可能です。
また、航空法では違反者に罰則規定もあります。
現状の法定刑は、最高で罰金50万円ですが、
国交省は“モラル低下が著しい”として、罰則強化など法改正の検討に入ったそうです。

なぜ、飛行機内で携帯電話を使ってはいけないかというとですね、
携帯自体が非常に高機能になっている上に、
飛行機もハイテク機材なので航空機の計器を狂わせ、
重大なトラブル(最悪、墜落)を引き起こしかねないからなんですね。
ただし、携帯電話以外の電波を発しない電子機器類は、
上空に行きシートベルト着用サインが消えている間だけ使えます。
例えば、MDプレイヤーやiPodデジカメなどです。
携帯電話もですね、セルフモードなど電波を発しない状態であれば
デジカメなどと同じように、離着陸時以外は使えます。

次に、タバコの方にいきますね。
今の旅客機内は、国内線・国際線を問わずほぼ全ての路線、
航空会社で全席禁煙になっています。
ただ、古い機材に乗るとですね座席の肘掛け部分に灰皿がありますけれど、
飛行機にも喫煙席があった頃の名残というだけで、決して喫煙席ではありません。
それに、JALの搭乗半券にはタバコのマークすらありません。
でもなぜか、ANAの半券には今でもタバコのマークの上に×印を付けて、
“禁煙”と書いてあります。
どうせ、全席禁煙なんなんだからJALみたいに省略しちゃえばいいのに。
この、搭乗半券の話しは国内線の場合で、国際線のものは知りません。
だって、国際線に乗ったことないもん。
機材だけは、3回あるけど……。それも、Fが1回。Cが2回。

念のため書いておきますけれど、JAL、ANA両社ともお手洗いには灰皿があります。
でも、当然機内は、お手洗いを含めて全面禁煙です。
もしも、お手洗いでタバコを吸った場合、航空法違反になります。
ではなぜ、灰皿があるかというと、
間違えてお手洗いでタバコを吸ってしまったお客さんのために今でも残してあるそうです。
だからといって、わざと間違えないでください。
トイレ内での喫煙は、機内火災の原因となり得ますし、すぐにわかってしまうそうですよ。
愛煙家の皆さん、国内線なら長くても3時間くらいですから、
飛行機を降りるまでの間は、おタバコはご遠慮下さい。

禁煙つながりでついでに書きますが、
来月3月18日のダイヤ改正をもってJR東日本の新幹線を含む特急列車は、
全席禁煙となるそうです。
ただし、よその会社へ乗り入れる列車は喫煙車を残すものもあるそうです。

といったところで、今日は終わり。また、あした。


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